本と珍スポと教育と

本について語ります。珍スポットについて語ります。あとたまに教育について語ります。ゆるゆるとお読みください。

懐かしさで涙が出る「ゲーム展」

半年ぐらい前の話し。

 

西川口に降りたつ。

昔は風俗街として一世風靡をしたこの街もすっかりさびれてしまった。お上はロクなことをしない。

それはさておき

今回の目的はそこではない。今回はskipシティ埼玉に赴こうというわけだ。

てくてく10分。

着いたー。 

f:id:kameroku-hitoshi:20161004084701j:plain




ええ、いかにも県がやるような箱ものではないですか。ここに何があるかというと・・・

『あそぶ!ゲーム展』

f:id:kameroku-hitoshi:20161004084741j:plain

 



最終日、ぎりぎり間にあったよ。

此処にあるのは一世風靡したビデオゲームの数々。懐かしい。10円玉を握りしめ、駄菓子屋の店先でやったよ!そんな僕ら(敢えて僕らと言わせてくれ)の郷愁を誘う展示会だ。

しかもゲームを無料でやれる。太っ腹ではございませんか。

さあちん入!(日刊ゲンダイ風に)

まずは僕も知らないレトロゲームの数々。まずはフォルムからクールだね。

f:id:kameroku-hitoshi:20161004084821j:plain



そしていくつかアメリカのゲームが紹介される。ああ!このレーサーゲームはちょっと覚えがあるぞ。

f:id:kameroku-hitoshi:20161004084931j:plain

 

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085000j:plain

f:id:kameroku-hitoshi:20161004084857j:plain

 

 



そして愈々日本のゲームゾーンへ。

まずはブロック崩しがお出迎え。

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085037j:plain

 



そしてスペースインベーダー

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085105j:plain

 



僕も早速挑戦。名古屋打ちをする前に終わったよ。

涙ものはまだまだだ!

ギャラクシアン

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085157j:plain

 



3つ撃墜すれば800点だ!

パックマン

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085234j:plain

 



逃げろ逃げろそして食え~

ドンキーコング

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085316j:plain

 



一番ならんでいたかしらん。

スイミングの帰りに駄菓子屋で何回挑戦したか数えきれない。

クレイジークライマー

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085355j:plain

 



ちっくしょー(小梅)、一面しかクリアできなかったorz

ラリーX

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085430j:plain

 



ガスを噴射して走り回る環境に悪い車

ディグダグ

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085511j:plain

 



子どものころは一番やりこんだかな。でも久々やったら5面くらいしか行かなかった。fuck!

その他、僕がやりこんでないゲームもたくさん。

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085707j:plain

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085748j:plain

 


 

子どもつれの多い展示会だったが、総じてアツくなっているのはお父さん。ここぞとギャラクシアンで三機撃墜をみせたりパックマンでひきつけての4匹食いをしたり、ドンキーコングでワープを見せたり。そう、今40代から50代にかけてのオッサン世代にはこれは青春の証だったのだよ(大袈裟)。ゲームセンター嵐ですよ。炎のコマですよ、エレクトリックサンダーですよ、水魚のポーズですよ、スーパーノヴァですよ。

僕ですか?当然アツくなりましたよ。ならないでか。

そしてこれは平安京エイリアン

f:id:kameroku-hitoshi:20161004085826j:plain



京大生が作った独特のアルゴリズム(というかうざい設定)。穴の掘り方もいろいろあって懐かしかったなぁ。

今日の本は京大つながりで・・・




太陽の塔』森見登見彦

モリミーのデビュー作。京大生が延々と妄想しそしてストーカーするという森見ワールド炸裂な一冊である。

読んで、どっかでこのライン読んだなぁと思っていたら漫画の監獄学園であることを思いだした。そう、男子は基本、「趣味妄想」なんだよ。

文がこなれてないしスジもめちゃくちゃだし正直、何が面白いのかわからない本だけど・・・でも面白いんだよ。溢れるのはモリミーのパワーだ。妄想力とでもいおうか。これでもかこれでもかで妄想が炸裂する。

最後のええじゃないかと唸る京大生たちに不覚にも涙がでた。「どうでもええわけがない。どうでもええがわけがあるものか」そうだ、些細なことでも僕らにとっては「どうでもいいわけではない」んだ。それを胸張っていうってのは實はとっても勇気がいること。でもモリミーはそこを胸張ってみるべきだと語っているんだ。

男っていうのはこんなバカなんですかと聞かれたらその通りと答えるし、男ってのはこんなにくだらないんですかって聞かれたらやっぱりその通りって答えたくなる。これはその点でとってもチャーミングな本だと思う。

 

 

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

 

 ところでこれはゲームだろうか。ソナーにしか見えないが。最初のゲーム

ってこんな感じなんだな。

f:id:kameroku-hitoshi:20161004090001j:plain

 

 

ゲームが生まれて40年。時代は確実に変わった。でも「男」って生き物はしみじみ変わってないと思いました。







懐かしさで涙が出る。星☆☆☆☆